生活困窮者に対する医療保障(生活保護の医療扶助)|第102回医師国家試験H16

第102回医師国家試験 H16(2008年)

正答:d

問題

生活に困窮している国民に医療を保障している制度はどれか。

a.介護保険

b.簡易保険

c.国民年金

d.生活保護

e.国民健康保険

正答の理由

生活保護は、資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する者に対し、健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度で、扶助の一つとして医療扶助があり、医療サービスの費用は医療機関へ直接支払われ本人負担はない。生活困窮を要件として医療を保障しているのは生活保護である。

各選択肢の検討

a.介護保険は要介護・要支援状態に対して介護サービスを給付する制度で、生活困窮を要件とした医療保障ではない。

b.簡易保険は生命保険であり、生活困窮者の医療を保障する公的制度ではない。

c.国民年金は老齢・障害・遺族に対する年金給付の制度で、医療給付の制度ではない。

d.生活保護は生活に困窮する者に最低限度の生活を保障する制度で、医療扶助により本人負担なしで医療を給付する。正答。

e.国民健康保険は地域住民を対象とする公的医療保険で、生活困窮を給付要件とせず、国民健康保険法第6条により生活保護を受けている世帯に属する者はむしろ適用除外とされている。

覚えるポイント

生活困窮者の医療は生活保護の医療扶助で保障され、本人負担はない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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