浮腫の原因となる薬剤|第102回医師国家試験H15

第102回医師国家試験 H15(2008年)

正答:b

問題

浮腫の原因とならないのはどれか。

a.β遮断薬

b.ビタミンB₁薬

c.卵胞ホルモン薬

d.カルシウム拮抗薬

e.非ステロイド性抗炎症薬

正答の理由

MSD Manualは末梢性浮腫の薬剤性原因としてNSAID、エストロゲン、ジヒドロピリジン系などのカルシウム拮抗薬を挙げており、β遮断薬であるカルベジロールの添付文書も全身性・下腿・末梢の浮腫を副作用として記載している。一方、ビタミンB₁はむしろ欠乏(脚気)で末梢浮腫を生じるのであって、投与が浮腫の原因になるわけではない。

各選択肢の検討

a.β遮断薬は、カルベジロールの添付文書で全身性浮腫・下腿浮腫・末梢性浮腫が副作用として挙げられており、浮腫の原因となり得る。

b.ビタミンB₁は欠乏すると心不全と末梢浮腫(脚気心)をきたす栄養素で、補充は浮腫を治す側にあたり、原因とはならない。正答。

c.卵胞ホルモン薬(エストロゲン)は浮腫の薬剤性原因として挙げられている。

d.カルシウム拮抗薬、特にジヒドロピリジン系は下腿浮腫の代表的な薬剤性原因である。

e.非ステロイド性抗炎症薬も浮腫を起こす薬剤として挙げられている。

覚えるポイント

ビタミンB₁は欠乏が浮腫(脚気心)を起こす側で、投与は浮腫の原因にならない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第102回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました