認知症の初期評価と頭部画像検査|第102回医師国家試験G9

第102回医師国家試験 G9(2008年)

正答:e

問題

認知症の診断に必要なのはどれか。

a.眼底検査

b.肺機能検査

c.心機能検査

d.排尿機能検査

e.頭部単純MRI

正答の理由

公式正答はeです。認知症の診断は、せん妄など他の病態との鑑別と、治療できる原因の同定を軸に進めます。頭部CTまたはMRIは認知症の初期評価で実施すべきとされ、正常圧水頭症・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫といった治療可能な構造的疾患や一部の代謝性疾患を見つけられます。他の4肢は認知症の初期評価に必要な検査として挙げられていません。

各選択肢の検討

a.眼底検査。誤り。認知症の初期評価に必要な検査として挙げられていません。

b.肺機能検査。誤り。同様に初期評価の標準項目ではありません。

c.心機能検査。誤り。同様に初期評価の標準項目ではありません。

d.排尿機能検査。誤り。初期評価の標準項目ではありません(正常圧水頭症の鑑別も頭部画像で行います)。

e.頭部単純MRI。正しい、これが正答。CTまたはMRIは認知症の初期評価と、原因の分からない認知機能変化のあとに実施すべきとされます。

覚えるポイント

認知症の初期評価には必ず頭部CTまたはMRI。狙いは正常圧水頭症・脳腫瘍・慢性硬膜下血腫など治療可能な原因の除外。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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