加齢に伴う赤色髄から黄色髄への転換|第102回医師国家試験E3

第102回医師国家試験 E3(2008年)

正答:e

問題

骨髄の造血能力が加齢に伴い最も早期に低下する部位はどれか。

a.胸骨

b.肋骨

c.胸椎

d.腰椎

e.脛骨

正答の理由

公式正答はeです。造血を担う赤色髄は出生後、末梢(付属肢骨格)から中心(体軸骨格)へ、長管骨では遠位から近位へと黄色髄(脂肪髄)に置き換わります。選択肢のうち四肢の骨は脛骨だけで、転換が最も早く進みます。

各選択肢の検討

a.胸骨。誤り。胸骨は体軸骨格で、成人でも赤色髄が残る代表的な部位です(骨髄穿刺の部位に用いられます)。

b.肋骨。誤り。肋骨も体軸骨格に属し、赤色髄が遅くまで保たれます。

c.胸椎。誤り。椎体は成人でも赤色髄が残る中心部で、加齢でも比較的遅くまで造血能を保ちます。

d.腰椎。誤り。腰椎も体軸骨格で、MRIでも赤色髄の信号が確認される部位です。

e.脛骨。正しい。脛骨は付属肢骨格の遠位側にあたり、赤色髄から黄色髄への転換が最も早く進みます。

覚えるポイント

赤色髄→黄色髄の転換は末梢・遠位から中心・近位へ。成人の造血巣は椎体・胸骨・肋骨・骨盤と大腿骨・上腕骨の近位部。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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