心臓の位置関係(胸骨背面に最も近い部位)|第102回医師国家試験B38

第102回医師国家試験 B38(2008年)

正答:c

問題

胸骨背面に最も近接するのはどれか。

a.上・下大静脈

b.右心房

c.右心室

d.左心房

e.左心室

正答の理由

心臓は縦隔内で心膜に包まれ、その前面は胸骨と肋軟骨の直下にあります。前面を作っているのは右心室で、右心室は心臓で最も前方にある房室であり、心陰影の前縁・下縁の大部分を形成します。右心室の前壁は胸骨後面に位置し、心膜を隔てて胸壁と接します。したがって胸骨背面に最も近接するのは右心室で、公式正答はcです。

各選択肢の検討

a.上・下大静脈。誤り。心基部に付着して右後方を走る大静脈で、胸骨直下の前面を占める構造ではありません。

b.右心房。誤り。右心室の右側に続いて心陰影の右縁を作る部位で、心臓の最前面ではありません。

c.右心室。正しい。心臓で最も前方にある房室で、その前壁が胸骨の裏側に位置し、心膜を隔てて胸壁と接します。

d.左心房。誤り。心臓の後方に位置する房室で、胸骨からは最も遠い部類に入ります。

e.左心室。誤り。右心室の左後方にあって心尖部を作りますが、胸骨直下の前面は右心室が占めます。

覚えるポイント

右心室は心臓で最も前方の房室で、その前壁が胸骨の裏側に位置する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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