大気汚染に係る環境基準|第102回医師国家試験B31

第102回医師国家試験 B31(2008年)

正答:b

問題

大気汚染に係る環境基準が設定されていないのはどれか。

a.ベンゼン

b.二酸化炭素

c.二酸化窒素

d.トリクロロエチレン

e.テトラクロロエチレン

正答の理由

公式正答はbです。大気の汚染に係る環境基準は二酸化硫黄・一酸化炭素・浮遊粒子状物質・二酸化窒素・光化学オキシダントに定められ、これに加えて有害大気汚染物質としてベンゼン・トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・ジクロロメタン、さらにダイオキシン類と微小粒子状物質にも設定されています。二酸化炭素には設定されていません。

各選択肢の検討

a.ベンゼン。誤り(設定されている)。有害大気汚染物質として1997年に環境基準が告示され、1年平均値0.003mg/m3以下とされています。

b.二酸化炭素。設定されていないので、これが正答。地球温暖化対策で削減の対象となる温室効果ガスですが、大気汚染に係る環境基準は定められていません。

c.二酸化窒素。誤り(設定されている)。1978年告示で、1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内またはそれ以下とされています。

d.トリクロロエチレン。誤り(設定されている)。有害大気汚染物質として1997年に設定され、現行は1年平均値0.13mg/m3以下です。

e.テトラクロロエチレン。誤り(設定されている)。有害大気汚染物質として1997年に設定され、1年平均値0.2mg/m3以下です。

覚えるポイント

大気の環境基準はSO2・CO・SPM・NO2・Oxに加え、ベンゼン等4物質、ダイオキシン類、PM2.5。二酸化炭素は対象外。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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