主要国の老年人口割合の推移と日本の位置|第102回医師国家試験B15

第102回医師国家試験 B15(2008年)

正答:b

問題

日本、アメリカ、イギリス、イタリア及びカナダの1920年から2000年の老年人口割合(%)を示す。

1920年 1940年 1960年 1980年 2000年
① 4.7 6.9 9.2 11.2 12.3
② 5.3 4.8 5.7 9.1 17.3
③ 4.8 6.7 7.5 9.4 12.6
④ 6.0 9.0 11.7 15.1 15.9
⑤ 6.7 7.4 9.3 13.2 18.2

日本はどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

正答の理由

国勢調査の65歳以上人口を総人口で割ると、1920年2,941千人÷55,963千人=5.3%、1940年3,454千人÷71,933千人=4.8%、1960年5,398千人÷94,302千人=5.7%、1980年10,647千人÷117,060千人=9.1%、2000年22,005千人÷126,926千人=17.3%となり、②の5つの値とすべて一致します。総務省統計局の表が百分比として載せる1940年4.7%・2000年17.4%は、注記のとおり分母から年齢不詳を除いて算出した値で、分母の取り方が違うだけです(1940年の総人口は国勢調査人口73,114,308人から海外の軍人・軍属の推計1,181,000人を差し引いた補正人口)。戦前から1960年ごろまで5%前後と5つの中で最も低く、1980年以降に急上昇して2000年に上位へ並ぶという形は日本に特有です。公式正答はbです。

各選択肢の検討

a.①。誤り。1940年6.9%、1960年9.2%と、同じ年の日本(4.8%、5.7%)よりかなり高く、2000年も12.3%にとどまります。日本の実測値と合いません。

b.②。正しい。1920年5.3%、1940年4.8%といったん低下、1960年5.7%、1980年9.1%、2000年17.3%と後半で急上昇する並びが、国勢調査から計算した日本の値と一致します。

c.③。誤り。1940年6.7%、1960年7.5%で同じ年の日本より高く、2000年も12.6%で日本の17%台に届きません。

d.④。誤り。1920年6.0%、1940年9.0%と早くから高く、日本の戦前の5%前後という水準と合いません。

e.⑤。誤り。2000年は18.2%と最も高いものの、1940年7.4%、1960年9.3%と早い時期から日本より高く、日本の推移とは異なります。

覚えるポイント

日本の老年人口割合は1960年ごろまで5%台で先進国中最低、その後世界で最も速く上昇して2000年に17%台へ。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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