第102回医師国家試験 A18(2008年)
正答:e
問題
慢性副鼻腔炎でみられないのはどれか。
a.鼻閉
b.後鼻漏
c.頭重感
d.嗅覚障害
e.開口障害
正答の理由
公式正答はeです。副鼻腔炎は急性でも慢性でも、膿性鼻漏・顔面の圧迫感と痛み・鼻閉・嗅覚低下・口臭・夜間に強い湿性咳嗽といった同じような症状を示します。副鼻腔の部位ごとに痛みの場所が変わり、合併症としては眼窩周囲の腫脹や発赤・眼球突出・眼筋麻痺・意識障害・激しい頭痛が挙げられます。開口障害はこのいずれにも含まれません。
各選択肢の検討
a.鼻閉。みられるので正答ではありません。鼻粘膜の腫脹による鼻づまりと閉塞は副鼻腔炎の主症状の一つです。
b.後鼻漏。みられるので正答ではありません。膿性鼻漏が後方へ流れ、とくに夜間の湿性咳嗽の原因になります。
c.頭重感。みられるので正答ではありません。副鼻腔部位に応じた顔面の圧迫感・痛みと頭痛が生じ、前頭部痛や眼の奥の痛みとして訴えられます。
d.嗅覚障害。みられるので正答ではありません。嗅覚低下は副鼻腔炎の主症状に挙げられています。
e.開口障害。これが正答。副鼻腔炎の症状にも、挙げられている合併症(眼窩周囲腫脹・眼球突出・眼筋麻痺・意識障害・激しい頭痛)にも開口障害は含まれていません。
覚えるポイント
副鼻腔炎の症状は鼻閉・膿性鼻漏/後鼻漏・顔面痛や頭重感・嗅覚低下・口臭・咳。開口障害は含まれない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。