第120回医師国家試験 F29(2026年)
正答:b
問題
症状と疾患の組合せで誤っているのはどれか。
a.羞明 ― 白内障
b.光視症 ― 緑内障
c.変視症 ― 加齢黄斑変性
d.夜盲 ― 網膜色素変性
e.飛蚊症 ― 裂孔原性網膜剝離
正答の理由
光視症は、光がないのに閃光などを感じる症状で、硝子体による網膜の牽引や網膜裂孔・網膜剝離などを考えます。緑内障との組合せを典型的な対応とするbが誤りです。
各選択肢の検討
a.羞明と白内障:水晶体の混濁による光の散乱などでまぶしさを感じ、適切な組合せです。
b.光視症と緑内障:典型的な組合せではなく、正答です。網膜の牽引や裂孔などを鑑別します。
c.変視症と加齢黄斑変性:黄斑の障害により、直線がゆがんで見えるなどの症状をきたすため適切です。
d.夜盲と網膜色素変性:暗い場所で見えにくくなる症状が代表的で、適切です。
e.飛蚊症と裂孔原性網膜剝離:飛蚊症や光視症がみられ得るため適切です。ただし飛蚊症だけで網膜剝離とは確定しません。
覚えるポイント
「まぶしい」という羞明と、「光が走る」という光視症を区別します。急に増えた飛蚊症や光視症、視野のカーテン状の影は網膜裂孔・網膜剝離を疑う手掛かりです。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第120回医師国家試験問題および正答
- National Eye Institute:Retinal Detachment
- National Eye Institute:Age-Related Macular Degeneration
- National Eye Institute:Retinitis Pigmentosa
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。