ニューモシスチスは主に呼吸器経由で感染する|第120回医師国家試験F25

第120回医師国家試験 F25(2026年)

正答:c

問題

垂直感染しないのはどれか。

a.サイトメガロウイルス

b.ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉

c.Pneumocystis jirovecii

d.Streptococcus agalactiae(GBS)

e.Toxoplasma gondii

正答の理由

本問では、典型的な母子感染の病原体と、主に呼吸器経由で伝播する病原体を区別します。Pneumocystis jiroveciiはヒトからヒトへ空気を介して伝播すると考えられ、選択肢ではcを選びます。母親から出生後の児への呼吸器経由の感染は、胎内・産道・母乳を介する垂直感染とは分けて考えます。

各選択肢の検討

a.サイトメガロウイルス:胎内感染による先天性感染症を起こし、分娩時や母乳を介した感染もあります。

b.HIV:妊娠中・分娩時・授乳に伴う母子感染が知られています。

c.Pneumocystis jirovecii:主な伝播は呼吸器経由であり、本問で垂直感染しない病原体として選ぶ正答です。

d.Streptococcus agalactiae(GBS):母体の保菌と関連して児に感染し、早発型新生児感染症などを起こします。

e.Toxoplasma gondii:母体の妊娠中の感染などから胎児へ伝播し、先天性トキソプラズマ症を起こします。

覚えるポイント

母親と児の間で感染が起こることだけで、すべてを垂直感染と呼ぶわけではありません。本問は代表的な感染経路の整理であり、ニューモシスチスの研究上の伝播可能性をすべて否定する設問として一般化しません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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