分泌液中のIgAが粘膜免疫を担う|第120回医師国家試験F19

第120回医師国家試験 F19(2026年)

正答:a

問題

免疫グロブリンのうち、分泌液中に豊富に存在し、粘膜免疫に重要なのはどれか。

a.IgA

b.IgD

c.IgE

d.IgG

e.IgM

正答の理由

IgAは、唾液や涙、消化管・気道の分泌液などに存在し、粘膜表面で病原体の付着や侵入を防ぐ働きを担います。したがってaが正答です。分泌液中では主として二量体の分泌型IgAとして働きます。

各選択肢の検討

a.IgA:分泌液中に豊富で、粘膜免疫に重要な免疫グロブリンです。

b.IgD:主に成熟した未感作B細胞の表面に発現する抗原受容体として整理します。本問で選ぶ分泌液中の主要抗体ではありません。

c.IgE:即時型アレルギー反応や寄生虫に対する防御などに関与します。

d.IgG:血液や細胞外液中の主要な抗体です。分泌液中の主要抗体を問う本問ではIgAを選びます。

e.IgM:一次免疫応答の早期に産生される抗体です。分泌液中にも存在しますが、本問の代表的な答えはIgAです。

覚えるポイント

血液中の主要抗体はIgG、粘膜分泌液中の主要抗体はIgAと対応させます。分泌型IgAと血清中のIgAでは主な分子の形が異なります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第120回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました