第120回医師国家試験 F2(2026年)
正答:a
問題
緩和ケアチームが行う全人的苦痛の緩和で、患者自身に行わないのはどれか。
a.グリーフケア
b.治療費の相談
c.働き方の相談
d.治療の副作用の確認
e.身体的リハビリテーション
正答の理由
本問のグリーフケアは、患者を亡くした家族などへの悲嘆の支援を指しています。患者自身への治療費・就労の相談や副作用への対応、リハビリテーションとは対象が異なるため、aが正答です。
各選択肢の検討
a.グリーフケア:本問では死別した遺族などへの支援を意味し、患者自身に行わないものとして正答です。
b.治療費の相談:経済的な困難という社会的苦痛への支援です。
c.働き方の相談:療養と仕事の両立や役割の変化に関する社会的苦痛への支援です。
d.治療の副作用の確認:症状と生活への影響を把握し、身体的・心理的苦痛の軽減につなげます。
e.身体的リハビリテーション:機能や生活の維持・改善を目指し、患者の希望に沿った療養を支えます。
覚えるポイント
緩和ケアは患者と家族を支え、身体症状だけでなく心理・社会・スピリチュアルな苦痛も扱います。一般に悲嘆は死別以外の喪失でも生じるため、患者自身の喪失感への支援を不要とする意味ではありません。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。