GVHDを引き起こすドナー由来Tリンパ球|第120回医師国家試験F1

第120回医師国家試験 F1(2026年)

正答:e

問題

GVHD の原因となる白血球はどれか。

a.単球

b.好酸球

c.好中球

d.好塩基球

e.リンパ球

正答の理由

GVHDは移植片対宿主病です。移植片に含まれるドナー由来のTリンパ球が、受け手の組織を異物と認識して攻撃することが発症の中心となります。したがって、白血球の分類ではeのリンパ球が正答です。

各選択肢の検討

a.単球:抗原提示や炎症に関わりますが、本問で問われる宿主組織への免疫反応を担う中心的な細胞ではありません。

b.好酸球:寄生虫への防御やアレルギー反応などに関わりますが、GVHDを引き起こす細胞としては選びません。

c.好中球:主に細菌などに対する自然免疫を担う細胞で、ドナー由来の特異的免疫反応の中心ではありません。

d.好塩基球:アレルギー反応などに関わる顆粒球であり、本問の原因細胞ではありません。

e.リンパ球:特にドナー由来のTリンパ球が宿主の組織を攻撃するため、正答です。

覚えるポイント

GVHDは「移植片の免疫細胞が宿主を攻撃する」反応です。宿主側の免疫細胞が移植片を攻撃する拒絶反応とは、攻撃の向きが異なります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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