第120回医師国家試験 E23(2026年)
正答:d
問題
院内感染サーベイランスの目的で誤っているのはどれか。
a.発生原因の特定
b.発生状況の監視
c.再発防止策の策定
d.発症患者の転院促進
e.感染拡大リスクの評価
正答の理由
院内感染サーベイランスは感染の発生状況を継続的に把握・分析し、その情報を予防や感染拡大防止に活用する取り組みです。発症患者を転院させることの促進は目的ではないため、dが誤りです。
各選択肢の検討
a.発生原因の特定:集積の検知や疫学調査につながり、原因・関連要因の解明に役立てます。
b.発生状況の監視:感染の発生頻度や動向を継続的に把握する基本的な目的です。
c.再発防止策の策定:得られた情報を感染対策の改善に反映するため、適切です。
d.発症患者の転院促進:サーベイランスの目的ではなく、正答です。転院の要否は患者の診療上の必要性などから判断します。
e.感染拡大リスクの評価:発生動向や関連情報を分析し、感染対策の優先順位を考えるため、適切です。
覚えるポイント
単に件数を集めるだけでなく、分析・現場への還元・対策の評価までつなげます。サーベイランス情報だけで感染源や因果関係が必ず確定するわけではなく、必要に応じた調査と組み合わせます。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。