緩和ケアはがんと診断された時から提供する|第120回医師国家試験E16

第120回医師国家試験 E16(2026年)

正答:a

問題

がん対策基本法において、がん患者への緩和ケアの提供が開始されるべき時期で適切なのはどれか。

a.がんと診断された時

b.がんの治療を開始する時

c.がんが再発した時

d.がんが根治不能となった時

e.がんによる終末期

正答の理由

がん対策基本法第17条では、患者の状況に応じて緩和ケアが診断の時から適切に提供されるようにすることが示されています。治療開始や再発、根治不能、終末期まで待つのではなく、がんと診断された時が適切です。

各選択肢の検討

a.がんと診断された時:法の規定と一致し、正答です。身体的・心理的苦痛などを患者の状況に応じて評価し対応します。

b.治療を開始する時:治療開始前の診断時にも不安や苦痛への支援が必要であり、開始を待ちません。

c.再発した時:再発時にも重要ですが、その時まで緩和ケアを始めないという考え方は適しません。

d.根治不能となった時:根治を目指す治療中でも緩和ケアは提供されます。

e.終末期:終末期に限らず、診断時から治療と並行して行います。

覚えるポイント

緩和ケアは治療を諦めることではなく、痛みや不安などを和らげ、療養生活の質を支える対応です。診断時から必要性を評価し、苦痛の程度や内容に応じて専門チームとも連携します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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