喫煙は慢性閉塞性肺疾患の主要な原因|第120回医師国家試験E15

第120回医師国家試験 E15(2026年)

正答:c

問題

喫煙と発症の因果関係が強いのはどれか。

a.胸膜プラーク

b.サルコイドーシス

c.慢性閉塞性肺疾患

d.急性呼吸窮迫症候群

e.ニューモシスチス肺炎

正答の理由

慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉は、タバコ煙などの有害物質への長期曝露によって気道や肺胞が障害され、持続する気流閉塞を来す疾患です。喫煙との因果関係が強く、選択肢ではcが適切です。

各選択肢の検討

a.胸膜プラーク:主に石綿曝露を示す所見で、喫煙が主な発症原因ではありません。

b.サルコイドーシス:非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を特徴とする全身性疾患であり、喫煙との強い因果関係を問う本問では選びません。

c.慢性閉塞性肺疾患:喫煙が最大の原因であり、正答です。

d.急性呼吸窮迫症候群:肺炎、敗血症、誤嚥などの侵襲に伴う急性肺障害です。本問で喫煙との強い因果関係を代表するのはCOPDです。

e.ニューモシスチス肺炎:HIV感染、免疫抑制治療などによる免疫不全が重要な背景です。

覚えるポイント

COPDは喫煙者全員に生じるわけではなく、非喫煙者でも職業・環境曝露などによって発症し得ます。喫煙歴と症状だけで確定せず、呼吸機能検査などで評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第120回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました