患者のもとで学ぶ医学教育を重視したウィリアム・オスラー|第120回医師国家試験E10

第120回医師国家試験 E10(2026年)

正答:e

問題

下記は、歴史上のある医師に関する記載である。

「1849 年にカナダで生まれ、医師としての科学的視点と患者に寄り添う姿勢の重要性を説き、今日の臨床医学、医学教育の発展に多大な貢献をした内科医である。感染性心内膜炎において指趾末端にみられる有痛性皮下出血について記載したことでも知られる。 また、 “To study the phenomena of disease without books is to sail an uncharted sea, while to study books without patients is not to go to sea at all. ” (患者を診ずに本だけで勉強するのは、まったく航海に出ないに等しいが、反面、本を読まずに疾病の現象を学ぶのは、海図を持たずに航海するに等しい)などの名言を残した。」

この説明に該当する人物はどれか。

a.Albert Schweitzer〈アルベルト・シュバイツァー〉

b.Edward Jenner〈エドワード・ジェンナー〉

c.Louis Pasteur〈ルイ・パスツール〉

d.Robert Koch〈ロベルト・コッホ〉

e.William Osler〈ウィリアム・オスラー〉

正答の理由

1849年カナダ生まれの内科医で、患者のベッドサイドで学ぶ医学教育を重視した人物はウィリアム・オスラーです。感染性心内膜炎に関連するオスラー結節の名称も、人物を特定する手掛かりになります。

各選択肢の検討

a.Albert Schweitzer:医療活動と生命への畏敬で知られますが、本問の人物ではありません。

b.Edward Jenner:種痘による天然痘予防への貢献で知られます。

c.Louis Pasteur:微生物学やワクチン研究への貢献で知られます。

d.Robert Koch:結核菌の発見など、細菌学への貢献で知られます。

e.William Osler:臨床医学とベッドサイド教育に大きく貢献した人物で、正答です。

覚えるポイント

オスラー結節は指趾などの有痛性病変として知られます。医学史の設問では、出身、年代、主な業績、本人に結び付く名称を組み合わせると判断しやすくなります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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