自発呼吸がない患者はCT前に気道確保と人工呼吸を行う|第120回医師国家試験E4

第120回医師国家試験 E4(2026年)

正答:c

問題

循環は保たれているが、自発呼吸がみられない患者に緊急頭部 CT を行う場合の呼吸管理で適切なのはどれか。

a.酸素マスク

b.経口エアウェイ挿入

c.気管挿管による人工呼吸

d.非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉

e.緊急気管切開による人工呼吸

正答の理由

循環が保たれていても、自発呼吸がなければ換気を代行する必要があります。緊急頭部CTに先立ち、気管挿管によって気道を確保し人工呼吸を行うcが適切です。挿管準備中もバッグ・マスクなどで酸素化と換気を確保し、検査のために呼吸管理を遅らせません。

各選択肢の検討

a.酸素マスク:酸素を供給するだけでは、自発呼吸がない患者の換気を代行できません。

b.経口エアウェイ挿入:上気道開存を補助しますが、それだけでは肺を換気できません。

c.気管挿管による人工呼吸:気道を確保して換気を継続できるため、正答です。

d.非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉:本例のように自発呼吸がなく、確実な気道確保を要する状況で選ぶ方法ではありません。

e.緊急気管切開による人工呼吸:通常の気管挿管が可能な状況で、初めから選ぶ侵襲的な方法ではありません。

覚えるポイント

呼吸管理は酸素投与、気道確保、換気を区別して考えます。挿管後は波形カプノグラフィなどで位置と換気を確認し、搬送・検査中も継続して監視します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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