第120回医師国家試験 E3(2026年)
正答:b
問題
過敏性腸症候群の診断に必須なのはどれか。
a.下痢
b.腹痛
c.便秘
d.食欲不振
e.腹部膨満
正答の理由
過敏性腸症候群のRome IV診断基準では反復する腹痛が中心となり、排便との関連や便回数・便形状の変化を評価します。下痢型と便秘型などがあり、下痢や便秘のいずれか一方が全例に必須なわけではないため、bが正答です。
各選択肢の検討
a.下痢:下痢型ではみられますが、便秘型などもあり、全例に必須ではありません。
b.腹痛:Rome IV診断基準の中心となる症状で、正答です。
c.便秘:便秘型ではみられますが、全例に必須ではありません。
d.食欲不振:伴うことはあっても、過敏性腸症候群の診断に必須ではありません。
e.腹部膨満:よく伴う症状ですが、診断の必須項目ではありません。
覚えるポイント
腹痛がなく便通異常だけの場合、機能性下痢や機能性便秘なども考えます。血便、体重減少、発熱などの警告所見があれば、過敏性腸症候群と決めつけず器質的疾患を評価します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。