皮膚筋炎に特徴的なヘリオトロープ疹|第120回医師国家試験E2

第120回医師国家試験 E2(2026年)

正答:c

問題

皮膚筋炎の患者にみられるのはどれか。

a.口腔潰瘍

b.指尖潰瘍

c.上眼瞼の紫紅色の浮腫

d.蝶形紅斑

e.網状皮斑

正答の理由

上眼瞼の紫紅色の浮腫性紅斑は、皮膚筋炎に特徴的なヘリオトロープ疹です。ゴットロン丘疹・徴候とともに皮膚筋炎を考える重要な皮膚所見であり、cが正答です。

各選択肢の検討

a.口腔潰瘍:全身性エリテマトーデスやBehçet病などで重視しますが、本問で選ぶ皮膚筋炎の特徴的な所見ではありません。

b.指尖潰瘍:全身性強皮症などの末梢循環障害で重視する所見です。皮膚筋炎でも潰瘍性病変が生じることはありますが、本問ではより特徴的なヘリオトロープ疹を選びます。

c.上眼瞼の紫紅色の浮腫:ヘリオトロープ疹に対応し、正答です。

d.蝶形紅斑:頰部から鼻背にかけてみられる全身性エリテマトーデスの代表的な皮膚所見です。

e.網状皮斑:網目状の色調変化で、血管病変など複数の原因があり、皮膚筋炎の代表的な特徴としてはcが適切です。

覚えるポイント

特徴的な皮疹があっても筋症状の強さは様々です。皮疹、筋力、筋逸脱酵素、自己抗体や臓器合併症を合わせて評価し、皮膚所見だけで病型や予後を決めません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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