クループでは吸気性喘鳴を聴取する|第120回医師国家試験D11

第120回医師国家試験 D11(2026年)

正答:b

問題

Which of the following is heard during chest auscultation in a child with croup syndrome?

a.Diffuse wheezing

b.Inspiratory stridor

c.Pleural friction rub

d.Crackles at the lung bases

e.Weak breath sounds in the right lung

正答の理由

クループでは喉頭から声門下付近の浮腫・狭窄によって、吸気時に強い高調な音であるstridorを生じます。犬吠様咳嗽や嗄声も特徴で、bのInspiratory stridor(吸気性喘鳴)が正答です。

各選択肢の検討

a.Diffuse wheezing:びまん性のwheezeは、喘息など下気道狭窄でみられることが多い音です。

b.Inspiratory stridor:上気道狭窄に伴う吸気性喘鳴で、正答です。

c.Pleural friction rub:胸膜摩擦音で、クループの典型的所見ではありません。

d.Crackles at the lung bases:肺底部の断続性ラ音で、今回の代表的な音ではありません。

e.右肺の呼吸音減弱:片側の換気障害などを考える所見で、クループの典型ではありません。

覚えるポイント

stridorとwheezeを区別します。安静時のstridor、陥没呼吸、意識や活気の変化などから上気道閉塞の重症度を評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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