第120回医師国家試験 D9(2026年)
正答:d
問題
(別冊No. 1) von Recklinghausen 病患者の皮膚の写真を別に示す。写真にみられる皮膚所見はどれか。
a.ケロイド
b.葉状白斑
c.血管線維腫
d.神経線維腫
e.café au lait 斑別冊No. 1

正答の理由
von Recklinghausen病は神経線維腫症1型を指します。写真では多発する皮膚の隆起性病変が目立ち、神経線維腫に相当するためdが正答です。同じ疾患の特徴であっても、平坦なcafé au lait斑と区別します。
画像の見方
前腕から手にかけて、大小さまざまな皮膚色から淡い褐色の半球状・有茎性隆起を多数認めます。写真だけで硬さや触診所見を確認することはできません。
各選択肢の検討
a.ケロイド:創傷後などの線維性増殖で、今回の多発性病変の説明として適切ではありません。
b.葉状白斑:色素脱失性の平坦な病変で、結節性硬化症などでみられます。
c.血管線維腫:結節性硬化症の顔面病変などが代表的で、本写真では選びません。
d.神経線維腫:神経線維腫症1型でみられる皮膚腫瘍で、正答です。
e.café au lait斑:本疾患でもみられますが、平坦な褐色斑であり、写真で問われる隆起性病変とは異なります。
覚えるポイント
神経線維腫症1型には皮膚以外の神経・眼・骨病変などもあります。病名の知識だけで選ばず、設問が写真のどの所見を問うているかを確認します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。