両側性の副鼻腔病変では好酸球性副鼻腔炎を考える|第120回医師国家試験D3

第120回医師国家試験 D3(2026年)

正答:e

問題

両側性に出現することが最も多い副鼻腔疾患はどれか。

a.乳頭腫

b.上顎洞癌

c.歯性上顎洞炎

d.副鼻腔真菌症

e.好酸球性副鼻腔炎

正答の理由

好酸球性副鼻腔炎は両側性の鼻茸や副鼻腔病変を特徴とする慢性炎症性疾患で、選択肢の中では両側に出現することが最も多いeが適切です。ほかの疾患は片側性の病変としてみられることが多いですが、左右だけで診断は確定しません。

各選択肢の検討

a.乳頭腫:鼻副鼻腔の乳頭腫は片側性の病変として発見されることが多い疾患です。

b.上顎洞癌:通常は一側の上顎洞に生じる腫瘍として考えます。

c.歯性上顎洞炎:原因となる歯の側に一致した片側性病変が多い疾患です。

d.副鼻腔真菌症:一般的な非侵襲性の真菌球では、一側の副鼻腔に限局することが多いです。

e.好酸球性副鼻腔炎:両側性、多発する鼻茸を特徴とし、正答です。

覚えるポイント

好酸球性副鼻腔炎では嗅覚障害や喘息の併存も手掛かりです。片側病変では歯性炎症、真菌症、腫瘍なども意識して評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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