身体的フレイルの評価項目に日中の眠気は含まれない|第120回医師国家試験C44

第120回医師国家試験 C44(2026年)

正答:b

問題

75歳の女性。最近①疲れやすく、②日中も眠気が強いことを主訴に来院した。③歩く速度が遅くなり、脚が細くなったと感じている。身長150 cm、体重40 kg(④半年間で3 kgの体重減少)。⑤握力は右14 kg、左11 kgであった。下線部のうち、身体的フレイルか否かを判断する上で、必要な項目として誤っているのはどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

正答の理由

日本版CHS基準では、体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度低下、身体活動低下の5項目で身体的フレイルを評価します。日中の眠気はこの5項目には含まれないため、②を示すbが正答です。眠気そのものの診療上の重要性を否定する意味ではありません。

各選択肢の検討

a.①疲れやすい:疲労感に対応し、評価項目に含まれます。

b.②日中の眠気:日本版CHS基準の構成項目ではなく、正答です。

c.③歩く速度が遅い:歩行速度低下に対応する所見です。実際の判定には所定の測定を行います。

d.④半年間の体重減少:意図しない体重減少かを確認して評価します。

e.⑤握力:筋力低下を評価する項目です。

覚えるポイント

身体的フレイルの5項目と、より広い高齢者の健康評価を区別します。眠気については睡眠、薬剤、身体疾患などを別途検討します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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