OAEとABRは本人の応答に依存しない他覚的聴力検査|第120回医師国家試験C35

第120回医師国家試験 C35(2026年)

正答:b・e

問題

他覚的な聴力検査はどれか。 2 つ選べ。

a.音叉検査

b.耳音響放射〈OAE〉

c.語音聴力検査

d.純音聴力検査

e.聴性脳幹反応〈ABR〉

正答の理由

他覚的検査は、聞こえたという本人の申告によらず、生理的な反応を記録して評価します。OAEは主に蝸牛外有毛細胞の働きを、ABRは音刺激に対する聴覚路の電気的反応を調べるため、bとeが正答です。乳幼児や通常の聴力検査への応答が難しい場合にも用いられます。

各選択肢の検討

a.音叉検査:音が聞こえるか、左右どちらに聞こえるかなど本人の応答に基づく検査です。

b.耳音響放射〈OAE〉:蝸牛由来の微小な音を測定する他覚的検査で、正答です。

c.語音聴力検査:聞こえた語音を答えるなど本人の応答によって評価します。

d.純音聴力検査:通常の検査では音が聞こえたらボタンを押すなどの応答を求めます。

e.聴性脳幹反応〈ABR〉:音刺激後の電気的反応を記録する他覚的検査で、正答です。

覚えるポイント

OAEで反応があることだけでは、聴神経以降の障害を含むすべての難聴を除外できません。複数の検査と臨床所見を合わせて聴力を評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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