第120回医師国家試験 C24(2026年)
正答:e
問題
我が国の出生数の低下に最も影響しているのはどれか。
a.核家族の増加
b.離婚率の増加
c.平均寿命の延伸
d.人工妊娠中絶件数の増加
e.女性人口(15〜49 歳)の減少
正答の理由
出生数は、各年齢の女性人口と年齢別出生率を掛け合わせて合計したものとして考えられます。出産に関係する15〜49歳の女性人口が減れば、出生率が同じでも出生数は減少するため、選択肢ではeが最も適切です。出生減少の要因を人口構造だけに限定する意味ではなく、年齢別出生率の低下なども関係します。
各選択肢の検討
a.核家族の増加:子育て環境などに関係しますが、出生数の人口学的な構成要因としてはeが適切です。
b.離婚率の増加:婚姻・出生行動との関連は考えますが、今回の選択肢では女性人口の減少を選びます。
c.平均寿命の延伸:高齢化に関係しますが、出生数を直接構成する女性人口・出生率とは異なります。
d.人工妊娠中絶の増加:出生数減少をこの記載だけで説明するのは適切ではありません。
e.15〜49歳の女性人口減少:出生数を左右する人口要因で、正答です。
覚えるポイント
出生数と合計特殊出生率は異なる指標です。ある単年の減少を要因分解したとき、人口要因が毎年必ず最大になるという意味でもありません。対象期間と比較する指標を確認します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。