健常な若年者でも生理的III音を聴くことがある|第120回医師国家試験C23

第120回医師国家試験 C23(2026年)

正答:a

問題

健常若年者の胸部診察で聴取されることがあるのはどれか。

a.III音

b.IV音

c.心膜摩擦音

d.心膜ノック音

e.僧帽弁開放音

正答の理由

III音は拡張早期の急速な心室流入に関連する低調な心音です。若年者では生理的に聴取されることがあり、aが正答です。一方、心不全や容量負荷などでも聴くため、III音があれば常に正常、あるいは常に病的と決めつけません。

各選択肢の検討

a.III音:健常若年者でも聴取されることがあり、正答です。

b.IV音:心房収縮に関連し、心室の拡張性低下などで認める音です。本問の健常若年者の生理的心音には選びません。

c.心膜摩擦音:心膜炎などの病的状態で生じます。

d.心膜ノック音:収縮性心膜炎などで認める異常心音です。

e.僧帽弁開放音:僧帽弁狭窄症などで認め、正常若年者の生理的心音ではありません。

覚えるポイント

III音はII音の後、IV音はI音の前に位置します。年齢、症状、他の診察所見と合わせて意義を判断します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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