第120回医師国家試験 C19(2026年)
正答:d
問題
リハビリテーションの原則で誤っているのはどれか。
a.発症早期から開始する。
b.患者自身の意思を尊重する。
c.患者の QOL の向上を目的とする。
d.障害の軽減より疾患の治癒を優先する。
e.ゴールは患者、家族、専門家からなるチームで共有する。
正答の理由
リハビリテーションは、機能や活動の障害を軽減し、生活の質を高めることを目指します。原疾患の治療と並行して病状に応じて進めるもので、疾患の治癒を一律に優先して障害への対応を後回しにするdは誤りです。治癒が難しい疾患でも重要な役割があります。
各選択肢の検討
a.早期から開始:全身状態と安全性を評価し、可能な段階から開始する原則は適切です。すべての患者に直ちに高負荷運動を行う意味ではありません。
b.意思の尊重:本人の希望や価値観を踏まえて目標と方法を考えます。
c.QOL向上:生活の質を高めることは重要な目的です。
d.治癒を一律に優先:疾患治療と障害の軽減を並行して考えるため不適切で、正答です。
e.ゴールの共有:本人・家族と多職種のチームで目標を共有することは適切です。
覚えるポイント
臓器や筋力の改善だけでなく、日常生活で何ができるか、社会参加や本人が望む生活をどう支えるかを考えます。目標は経過に応じて見直します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。