高齢者の初発けいれんでは脳卒中を重視する|第120回医師国家試験C18

第120回医師国家試験 C18(2026年)

正答:c

問題

高齢者における初発のけいれんの原因で最も多いのはどれか。

a.うつ病

b.脳腫瘍

c.脳卒中

d.Parkinson 病

e.脊髄小脳変性症

正答の理由

高齢者の新たなけいれん・てんかん発作では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が重要な原因で、選択肢ではcが最も多いものとして適切です。発症直後の急性症候性発作と、脳卒中後しばらくして生じるてんかんを区別して評価します。

各選択肢の検討

a.うつ病:この選択肢の中で初発けいれんの最も多い直接原因ではありません。薬剤や他の病態の影響は別途評価します。

b.脳腫瘍:けいれんの原因となり、画像評価で見逃せませんが、頻度の比較では脳卒中を選びます。

c.脳卒中:高齢発症の発作の重要な基礎疾患で、正答です。

d.Parkinson病:典型的な症状は運動緩慢や筋強剛などで、今回の最多原因ではありません。

e.脊髄小脳変性症:失調を中心とする疾患群で、今回の最多原因ではありません。

覚えるポイント

高齢者の初回発作では、脳病変に加え、低血糖、電解質異常、感染、薬剤などの原因も調べます。初回けいれんだけで直ちに慢性のてんかんと決めつけません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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