第120回医師国家試験 C14(2026年)
正答:d
問題
女性の骨盤内解剖で正しいのはどれか。
a.尿管は腹腔内を走行する。
b.卵巣動脈は腎動脈から分枝する。
c.子宮円索は基靱帯の一部を構成する。
d.子宮動脈は内腸骨動脈から分枝する。
e.Douglas 窩とは子宮と膀胱の間を指す。
正答の理由
子宮を栄養する子宮動脈は通常、内腸骨動脈から分枝します。したがってdが正答です。卵巣動脈は通常、腹大動脈から分枝するため、子宮と卵巣の主な動脈の起始を区別します。
各選択肢の検討
a.尿管は腹腔内:尿管は後腹膜から骨盤内の腹膜下を走行し、腹膜腔内を走る臓器ではありません。
b.卵巣動脈は腎動脈から:通常は腹大動脈から直接分枝します。変異が存在することと、標準的な解剖を区別します。
c.子宮円索は基靱帯の一部:両者は異なる支持組織です。子宮円索は子宮から鼠径管方向に走ります。
d.子宮動脈は内腸骨動脈から:標準的な分枝関係で、正答です。
e.Douglas窩は子宮と膀胱の間:Douglas窩は子宮と直腸の間の直腸子宮窩です。膀胱と子宮の間は膀胱子宮窩です。
覚えるポイント
前方から膀胱・子宮・直腸の順に位置関係を整理します。子宮動脈と尿管が近接するため、骨盤手術では両者の関係が重要です。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第120回医師国家試験問題および正答
- StatPearls:Anatomy, Abdomen and Pelvis: Female Internal Genitals
- StatPearls:Anatomy, Abdomen and Pelvis: Female Pelvic Cavity
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。