第120回医師国家試験 C7(2026年)
正答:d
問題
予防接種法に規定されている定期接種で正しいのはどれか。
a.実施主体は都道府県である。
b.子宮頸癌ワクチンは対象外である。
c.全ての定期接種の費用は全額公費で負担される。
d.MR ワクチンは接種対象者に接種を受ける努力義務がある。
e.接種対象者は副反応を疑う症状が発生した時に報告する義務がある。
正答の理由
麻しん・風しんは予防接種法のA類疾病で、その定期接種に当たるMRワクチンには接種を受ける努力義務があります。したがってdが正答です。接種を強制する義務や、すべての定期接種に同じ義務があるという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.実施主体は都道府県:定期接種の実施主体は原則として市町村長です。臨時接種などの仕組みと区別します。
b.子宮頸癌ワクチンは対象外:定められた対象者へのHPVワクチンは定期接種に含まれます。
c.すべて全額公費:定期接種でも自己負担を伴うものがあり、一律に全額公費ではありません。
d.MRに努力義務:A類疾病に対する定期接種であり、正答です。対象者が16歳未満の場合などは保護者に関する規定も確認します。
e.対象者に副反応疑いの報告義務:法定の報告義務は、基準に該当する症状を診断した医師等に課されます。被接種者や保護者から報告する仕組みはありますが、この記載とは異なります。
覚えるポイント
定期接種か任意接種かに加え、A類・B類、接種勧奨、努力義務、費用負担を分けて整理します。努力義務があっても本人・保護者への説明と同意が重要です。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。