AEDのパッドは濡れた胸を拭いて皮膚に貼る|第120回医師国家試験C2

第120回医師国家試験 C2(2026年)

正答:b

問題

AED〈自動体外式除細動器〉の使用で正しいのはどれか。

a.死戦期呼吸を認める場合は使用しない。

b.胸が濡れている場合は拭いてからパッドを貼る。

c.衣服の上からパッドを貼る。

d.ショックは不要との音声が流れたらパッドを外す。

e.意識が回復したら電源を切る。

正答の理由

AEDの電極パッドは皮膚に密着させる必要があり、胸が濡れている場合はパッドを貼る部分の水分を拭き取ります。したがってbが正答です。電源を入れた後は音声指示に従い、解析中とショック時には誰も傷病者に触れないようにします。

各選択肢の検討

a.死戦期呼吸なら使用しない:死戦期呼吸は正常な呼吸ではありません。反応がなく正常な呼吸がない場合は心停止を疑い、心肺蘇生とAEDの手順を進めます。

b.濡れた胸を拭く:パッドを貼る部位の水分を拭いて皮膚に密着させるため、正答です。

c.衣服の上に貼る:適切な通電と解析のため、衣服を避けて皮膚に直接貼ります。

d.ショック不要なら外す:ショックが不要な心停止もあり、不要という指示は蘇生終了の意味ではありません。パッドを付けたまま指示に従います。

e.意識が回復したら電源を切る:回復しても再び状態が悪化する可能性があり、救急隊へ引き継ぐまで電源を入れ、パッドを付けたまま観察します。

覚えるポイント

ショックが不要という解析結果だけで心停止を否定しません。反応と呼吸を確認し、必要な心肺蘇生を継続します。通常の呼吸や明らかな反応が戻った場合は状態を観察して救急隊に引き継ぎます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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