活動性結核を多剤併用で治療する理由|第120回医師国家試験B23

第120回医師国家試験 B23(2026年)

正答:a

問題

多剤併用療法による治療が必要な疾患はどれか。

a.結核

b.梅毒

c.レジオネラ症

d.インフルエンザ

e.マイコプラズマ肺炎

正答の理由

活動性結核の治療では、作用の異なる複数の抗結核薬を組み合わせ、耐性菌の選択と治療失敗を防ぎます。選択肢のうち、こうした多剤併用が治療の基本となるのはaです。菌の薬剤感受性、病型、副作用などによって具体的な薬剤や期間を調整します。

各選択肢の検討

a.結核:活動性結核では複数の抗結核薬による併用療法が基本で、正答です。

b.梅毒:通常は病期などに応じたペニシリン系薬による治療を行い、多剤併用を基本とする疾患ではありません。

c.レジオネラ症:ニューキノロン系やマクロライド系など有効な抗菌薬を選びます。すべての患者に多剤併用が必須という位置づけではありません。

d.インフルエンザ:適応に応じて抗インフルエンザ薬を用いますが、多剤併用を基本とする治療ではありません。

e.マイコプラズマ肺炎:年齢や耐性などに応じて有効な抗菌薬を選びます。通常、多剤併用を必須としません。

覚えるポイント

活動性結核の治療と、潜在性結核感染症に対する発病予防の治療を混同しないことが重要です。後者では単剤を用いる治療法もあり、結核に関するすべての治療が同じ組合せになるわけではありません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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