正常な精巣と精巣上体の触診|第120回医師国家試験B11

第120回医師国家試験 B11(2026年)

正答:e

問題

正常な精巣の診察所見で正しいのはどれか。

a.精巣が石様の硬さである。

b.精巣を鼠径部に触知する。

c.精巣の大きさに左右差がある。

d.精巣を圧迫すると圧痕が残る。

e.精巣の周囲に精巣上体を触知する。

正答の理由

精巣には精巣上体が付属しており、正常でも精巣とは別の構造として触知します。精巣の後方を中心に位置する精巣上体を確認するeが正答です。精巣の位置、形状、硬さ、左右差、圧痛、腫瘤の有無を合わせて診察します。

各選択肢の検討

a.石様の硬さ:正常な精巣の硬さではありません。硬い腫瘤などがあれば評価が必要です。

b.鼠径部に触知:正常の精巣は陰嚢内にあります。鼠径部にある場合は停留精巣などを評価します。

c.大きさに左右差:多少の個人差はありますが、正常所見として明らかなサイズの左右差を挙げる選択肢ではありません。左右の高さの差と大きさの差は区別します。

d.圧迫すると圧痕:正常な精巣の触診所見ではありません。強く圧迫して確かめることは避けます。

e.精巣上体を触知:正常の付属構造として触れるため、正答です。

覚えるポイント

精巣上体を異常腫瘤と取り違えないよう、正常解剖を把握して触診します。新たな硬いしこりや腫大、疼痛があれば超音波などで評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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