第120回医師国家試験 B10(2026年)
正答:b
問題
更年期障害の発症に最も関与するのはどれか。
a.アンドロゲン
b.エストロゲン
c.甲状腺ホルモン
d.プロゲステロン
e.副腎皮質ホルモン
正答の理由
更年期には卵巣機能の低下に伴いエストロゲン分泌が変動・低下します。これに加齢や心理・社会的要因などが関わり、ほてり、発汗、睡眠の問題などの症状を生じます。そのため最も関与するホルモンはエストロゲンです。
各選択肢の検討
a.アンドロゲン:加齢に伴う変化はありますが、本問の更年期障害の中心となるホルモンはエストロゲンです。
b.エストロゲン:卵巣機能低下による変動・低下が中心となり、正答です。
c.甲状腺ホルモン:機能異常で似た症状を来すため鑑別は必要ですが、更年期障害の主な機序とは異なります。
d.プロゲステロン:月経周期や排卵に伴って変化しますが、今回の最も関与するホルモンとしてはbを選びます。
e.副腎皮質ホルモン:今回の更年期障害発症の中心となるホルモンではありません。
覚えるポイント
更年期症状のうち、他の疾患によらず日常生活に支障を来すものが更年期障害です。年齢だけで症状の原因を決めず、甲状腺疾患なども必要に応じて評価します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。