慢性腎臓病と心血管疾患のリスク|第120回医師国家試験B5

第120回医師国家試験 B5(2026年)

正答:e

問題

慢性腎臓病で正しいのはどれか。

a.喫煙は発症に関連しない。

b.年齢は発症に関連しない。

c.尿蛋白陽性が診断に必須である。

d.初期から自覚症状が現れることが多い。

e.心血管疾患発症のリスクファクターである。

正答の理由

慢性腎臓病(CKD)は腎不全への進行だけでなく、心血管疾患発症のリスクとも関連します。腎機能低下と蛋白尿・アルブミン尿は、その程度に応じて予後評価に用います。初期には症状が乏しいことが多く、症状の有無だけで判断しません。

各選択肢の検討

a.喫煙は関連しない:誤りです。喫煙は腎障害や心血管リスクの管理上重要な因子です。

b.年齢は関連しない:誤りです。加齢はCKDの頻度や腎機能評価に関連します。

c.尿蛋白陽性が必須:誤りです。蛋白尿がなくても、持続するGFR低下などによりCKDと診断する場合があります。

d.初期から自覚症状が多い:誤りです。早期には無症状のことが多く、尿・血液検査などで見つかります。

e.心血管疾患のリスク因子:正しい記述です。腎臓だけでなく全身のリスク管理が必要です。

覚えるポイント

腎障害を示す所見、またはGFR 60 mL/分/1.73 m²未満が3か月を超えて持続することがCKD診断の基本です。単回の低eGFRだけで慢性と決めません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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