無痛性甲状腺炎とBasedow病の共通所見|第120回医師国家試験A14

第120回医師国家試験 A14(2026年)

正答:b・e

問題

無痛性甲状腺炎と Basedow 病の両方にみられるのはどれか。 2 つ選べ。

a.眼球突出

b.手指振戦

c.脛骨前粘液水腫

d.頸部リンパ節腫大

e.びまん性甲状腺腫

正答の理由

無痛性甲状腺炎は、甲状腺の破壊によって蓄えられていたホルモンが漏れ出す病態です。Basedow病はホルモンの産生が亢進する病態ですが、どちらも甲状腺中毒症状を呈し、手指振戦やびまん性甲状腺腫がみられます。ホルモンが多いという結果が同じでも、その生じ方は異なります。

各選択肢の検討

a:眼球突出などの甲状腺眼症はBasedow病で重要な所見で、無痛性甲状腺炎との共通所見としては選びません。

b:正しい。ホルモン過剰に伴う手指振戦は両方で起こり得ます。

c:脛骨前粘液水腫はBasedow病でみられることがある所見です。

d:頸部リンパ節腫大は両疾患を結び付ける代表的な共通所見ではありません。

e:正しい。びまん性甲状腺腫は両方でみられます。甲状腺腫の有無だけでは区別できません。

覚えるポイント

共通するのは甲状腺中毒症状。鑑別ではTRAbや血流、放射性ヨード等の摂取率など、ホルモン過剰の仕組みを評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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