胆嚢癌を示唆する肝床部浸潤|第120回医師国家試験A10

第120回医師国家試験 A10(2026年)

正答:b

問題

胆囊癌を示唆する胆囊の超音波検査所見はどれか。

a.胆 石

b.肝床部浸潤

c.多発小隆起

d.有茎性病変

e.胆囊壁石灰化

正答の理由

胆嚢は肝臓に接しているため、胆嚢の悪性腫瘍は肝床側へ直接浸潤することがあります。肝床部への浸潤は、単なる胆石や良性ポリープよりも悪性腫瘍を強く疑う所見です。ただし実際の診療では、炎症性病変との鑑別も必要です。

各選択肢の検討

a:胆石だけで胆嚢癌とは判断できません。

b:正しい。胆嚢から肝床部への浸潤は胆嚢癌を示唆します。

c:多発する小隆起では、コレステロールポリープなどの良性病変も考えます。

d:有茎性であることだけでは癌を示唆する決め手になりません。大きさ、形、増大なども評価します。

e:胆嚢壁石灰化は磁器様胆嚢などでみられますが、それ自体を肝床部浸潤より直接的な癌の所見としては選びません。

覚えるポイント

腫瘤の存在だけでなく、壁の構造と周囲への浸潤を見る。胆嚢癌では肝床側への進展が重要です。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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