EGFR阻害薬の痤瘡様皮疹|第120回医師国家試験A6

第120回医師国家試験 A6(2026年)

正答:e

問題

EGFR 遺伝子変異陽性の進行肺腺癌に対する治療薬である EGFR チロシンキ
ナーゼ阻害薬の有害事象で頻度が高いのはどれか。

a.脱 毛

b.貧 血

c.蛋白尿

d.副腎不全

e.痤瘡様皮疹

正答の理由

EGFRは癌細胞だけでなく、皮膚や毛包の機能にも関わっています。EGFRチロシンキナーゼ阻害薬では、この経路が抑制されることで痤瘡様皮疹、皮膚乾燥、爪囲炎などが生じます。通常の細胞障害性抗癌薬の副作用のイメージだけで選ばないことが大切です。

各選択肢の検討

a:脱毛は薬剤によって起こり得ますが、この選択肢群でEGFR阻害薬に特徴的な高頻度の有害事象を選ぶとeです。

b:貧血より、特徴的な皮膚障害を優先します。

c:蛋白尿はVEGF経路を阻害する薬剤などで重要な有害事象です。

d:副腎不全は免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害などを考える際に重要です。

e:正しい。痤瘡様皮疹はEGFR阻害薬の代表的な皮膚障害です。

覚えるポイント

EGFR阻害薬は「痤瘡様皮疹・皮膚乾燥・爪囲炎」。薬剤の作用標的と有害事象を対応させます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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