思春期特発性側弯症の前屈検査|第120回医師国家試験A5

第120回医師国家試験 A5(2026年)

正答:e

問題

思春期特発性側弯症で正しいのはどれか。

a.Café au lait 斑を伴う。

b.小学校入学前に検診を行う。

c.下肢伸展挙上テストが陽性になる。

d.前方引き出しテストが陽性になる。

e.前屈位で背部の高さの左右差がみられる。

正答の理由

側弯は単に背骨が横に曲がるだけでなく、椎体の回旋を伴います。前屈位にすると肋骨や腰部の隆起の左右差が分かりやすくなります。この前屈検査で背部の非対称性を確認するのが、本問のポイントです。

各選択肢の検討

a:Café au lait斑があれば、神経線維腫症などの基礎疾患を考えます。特発性側弯症の特徴ではありません。

b:思春期の成長に伴う発症・進行に注意する疾患で、小学校入学前に検診を行うという説明は適切ではありません。

c:下肢伸展挙上テストは主に腰仙部の神経根刺激を調べる検査です。

d:前方引き出しテストは、例えば膝の前十字靱帯損傷などの不安定性を調べる検査です。

e:正しい。前屈位で肋骨隆起などによる背部の高さの左右差を確認します。

覚えるポイント

思春期の側弯のスクリーニングは、前屈位での背部の左右差。神経所見や皮膚所見があれば特発性以外の原因も考えます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第120回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました