第119回医師国家試験 E6(2025年)
正答:a
問題
腰椎穿刺法による脳脊髄液検査を行う。
成人患者への説明で誤っているのはどれか。
a.「うつぶせの姿勢で行います」
b.「事前に血液検査を行います」
c.「下肢に痛みが走ることがあります」
d.「事前に眼底検査か頭部画像検査を行います」
e.「検査後に立位で悪化する頭痛が起きることがあります」
正答の理由
髄液採取・初圧測定を行う標準的な腰椎穿刺は、横向きに寝て背を丸める側臥位で行います。うつぶせを標準として説明するaが誤りです。条件によって座位や画像誘導下の体位を用いることはあります。
各選択肢の検討
a.うつぶせの姿勢:通常の髄液検査の体位としては誤りです。
b.事前に血液検査:血小板や凝固異常など出血リスクを確認します。
c.下肢へ走る痛み:神経根が刺激されると放散痛が起こることがあります。
d.事前に眼底か頭部画像:頭蓋内圧亢進・占拠性病変等の安全性評価に関わります。実際の画像検査の要否は症状・所見に応じて判断します。
e.立位で悪化する頭痛:穿刺後の髄液漏れによる起立性頭痛が起こり得ます。
覚えるポイント
穿刺前に禁忌と出血リスクを評価し、合併症を説明します。すべての患者にCTを一律必須とする意味ではありません。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。