第119回医師国家試験 C26(2025年)
正答:e
問題
自己抗体と臓器障害の組合せで正しいのはどれか。
| 自己抗体 | 臓器障害 | |
|---|---|---|
| a | 抗MDA5抗体 | 間質性腎炎 |
| b | 抗Mi-2抗体 | 蝶形紅斑 |
| c | 抗SS-A抗体 | 皮膚硬化 |
| d | 抗TIF1-γ抗体 | 硬化性胆管炎 |
| e | 抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体〈抗ARS抗体〉 | 間質性肺炎 |
正答の理由
抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体(抗ARS抗体)は、筋炎、間質性肺炎、関節炎、機械工の手などを特徴とする抗合成酵素症候群と関係します。正しい組合せは間質性肺炎のeです。
各選択肢の検討
a.抗MDA5抗体―間質性腎炎:特徴的なのは急速進行性間質性肺炎との関連です。
b.抗Mi-2抗体―蝶形紅斑:抗Mi-2抗体は典型的な皮膚筋炎と関係します。蝶形紅斑を特徴とする組合せではありません。
c.抗SS-A抗体―皮膚硬化:Sjögren症候群や全身性エリテマトーデスなどで認める抗体で、皮膚硬化との代表的な組合せではありません。
d.抗TIF1-γ抗体―硬化性胆管炎:成人の皮膚筋炎では悪性腫瘍の合併に注意する抗体です。
e.抗ARS抗体―間質性肺炎:正しい組合せです。
覚えるポイント
抗体は病型や合併症を考える手がかりです。抗ARSは間質性肺炎、抗MDA5は急速進行性間質性肺炎、抗TIF1-γは成人で悪性腫瘍を関連づけます。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。