第119回医師国家試験 C16(2025年)
正答:a
問題
生物濃縮を受けやすい物質の特徴はどれか。
a.沸点が高い。
b.水溶性である。
c.急性毒性が強い。
d.化学的に不安定である。
e.生体内で代謝されやすい。
正答の理由
生物濃縮されやすい物質は、一般に脂溶性が高く、分解・代謝されにくく、体内に長く残る性質をもちます。選択肢では、揮発しにくさに関係する「沸点が高い」が最も適切で、aが正解です。ただし沸点だけで生物濃縮性を決めることはできません。
各選択肢の検討
a.沸点が高い:選択肢では最も適切です。低い揮発性や環境中での残留性に関わる性質です。
b.水溶性である:典型的な難分解性有機汚染物質では、水に溶けにくく脂溶性が高いことが蓄積に関係します。
c.急性毒性が強い:短期的な毒性の強さと、生物濃縮のしやすさは別の性質です。
d.化学的に不安定:分解されやすければ残留しにくくなります。
e.生体内で代謝されやすい:代謝・排泄されやすければ蓄積しにくくなります。
覚えるポイント
残留性、脂溶性、代謝・排泄のされにくさを組み合わせて考えます。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。