第119回医師国家試験 B26(2025年)
正答:a
問題
65 歳の男性。糖尿病のため教育入院中である。医師が病棟の廊下を歩いているときに、病室内から大きな音が聞こえた。急いで病室へ駆けつけると、患者がベッドサイドに倒れており、呼びかけに対して反応がない。
まず行うべき対応はどれか。
a.応援を呼ぶ。
b.頸椎を固定する。
c.胸骨圧迫を開始する。
d.呼吸の有無を確認する。
e.頸動脈の拍動を確認する。
正答の理由
すでに呼びかけに反応がないことを確認しているため、まず大声で応援を呼び、院内の緊急対応体制とAEDなどを確保します。その後、呼吸・脈拍を速やかに評価し、必要な蘇生を開始するので、aが正解です。一人で評価を続ける前に援助を求めることが重要です。
各選択肢の検討
a.応援を呼ぶ:反応がないと分かった段階で、直ちにほかの医療者を呼び緊急対応を要請します。
b.頸椎を固定する:転倒による損傷への配慮は必要ですが、まず応援を呼んで生命維持に必要な評価を進めます。
c.胸骨圧迫を開始する:心停止と判断した場合には遅滞なく開始しますが、設問の時点ではまず応援を呼びます。
d.呼吸の有無を確認する:必要な評価ですが、反応がないことを確認した次の最初の行動は応援要請です。
e.頸動脈の拍動を確認する:医療者が循環を判断する際に行いますが、まず応援を呼びます。
覚えるポイント
院内で反応のない患者を発見したら、応援要請と緊急対応体制の確保を先延ばしにしません。呼吸・脈拍の評価を短時間で行い、必要なら蘇生へ移ります。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。