第119回医師国家試験 B16(2025年)
正答:c
問題
急性中耳炎の症状で緊急に画像検査が必要なのはどれか。
a.耳痛
b.耳漏
c.頭痛
d.難聴
e.発熱
正答の理由
急性中耳炎で頭痛を認める場合、炎症が頭蓋内へ波及した脳膿瘍、硬膜外膿瘍や髄膜炎などの合併症を疑い、緊急に画像評価を行います。このためcが正解です。耳痛、耳漏、難聴、発熱は通常の急性中耳炎でも生じますが、頭痛は頭蓋内病変を見逃さないために特に注意する症状です。
各選択肢の検討
a.耳痛:急性中耳炎の典型的症状で、これだけで緊急画像検査の適応とはなりません。
b.耳漏:鼓膜穿孔などで生じますが、単独では本問の緊急画像検査を必要とする症状ではありません。
c.頭痛:耳性頭蓋内合併症を疑い、迅速な画像評価を行うべき症状です。
d.難聴:中耳貯留液などによって起こり得ますが、本問では頭痛を優先します。
e.発熱:急性中耳炎でも認めます。高熱の持続や全身状態悪化などは別途評価しますが、本問の選択肢では頭痛が最も重要です。
覚えるポイント
中耳炎でも、頭痛、意識の変化、神経症状、耳後部の腫脹などがあれば合併症を考えます。通常の耳症状だけの中耳炎と区別します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。