第119回医師国家試験 B12(2025年)
正答:b
問題
思春期の脊柱側弯症の身体診察でみられないのはどれか。
a.肋骨隆起
b.胸椎の叩打痛
c.片側肩甲骨の突出
d.肩の高さの左右差
e.ウエストラインの非対称
正答の理由
思春期の側弯症では、脊柱の側方への弯曲と回旋に伴い、肩・肩甲骨・ウエストラインや前屈時の肋骨隆起に左右差を認めます。胸椎の叩打痛は典型的な側弯症の診察所見ではないため、bを選びます。痛みがある場合には別の病態も検討します。
各選択肢の検討
a.肋骨隆起:脊柱の回旋に伴って生じ、前屈試験で確認します。
b.胸椎の叩打痛:思春期の側弯症に特徴的な所見ではありません。
c.片側肩甲骨の突出:体幹の変形により認める左右差の一つです。
d.肩の高さの左右差:立位で確認する重要な所見です。
e.ウエストラインの非対称:左右の脇線の違いも側弯症を疑う手掛かりです。
覚えるポイント
側弯症の診察では立位での左右差と前屈試験による肋骨・腰部隆起を確認します。疼痛や神経症状は別の原因を見逃さないための情報です。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。