外国籍でも要件を満たせば公的医療保険に加入できる|第119回医師国家試験B10

第119回医師国家試験 B10(2025年)

正答:a

問題

我が国の医療保険制度で正しいのはどれか。

a.外国籍でも加入できる。

b.財源は保険料より公費が多い。

c.療養の給付は現金給付である。

d.予防接種は保険給付の対象である。

e.保険医療機関は調剤を行う院外薬局を指定する。

正答の理由

日本の公的医療保険は国籍だけで加入を制限する制度ではなく、就労・居住などの要件を満たす外国籍の人も加入するため、aが正解です。療養の給付は現物給付であり、予防接種は原則として疾病・負傷に対する保険診療の給付には含まれません。

各選択肢の検討

a.外国籍でも加入できる:就労や在留・居住などの所定の要件に応じて、健康保険や国民健康保険などの対象になります。

b.財源は保険料より公費が多い:試験時に利用できる2022年度国民医療費では保険料50.0%、公費37.9%であり、公費が保険料より多いとはいえません。

c.療養の給付は現金給付である:診察や治療などの医療サービスを受ける現物給付です。現金を受け取る給付と区別します。

d.予防接種は保険給付の対象である:一般の予防接種は原則として医療保険の給付対象ではありません。公費助成による接種と保険給付は異なります。

e.保険医療機関は調剤を行う院外薬局を指定する:患者は薬局を選べます。保険医療機関による特定の保険薬局への誘導は原則として禁止されています。

覚えるポイント

国籍、保険給付の方式、財源、予防と治療の違いを分けて整理します。公費による費用補助があることと、医療保険で給付されることは同じではありません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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