長時間の情報機器作業と頸肩腕障害|第119回医師国家試験A2

第119回医師国家試験 A2(2025年)

正答:a

問題

パソコンで長時間の作業をする若年労働者に生じやすい、頸部痛と上肢のしびれをきたす疾患はどれか。

a.頸肩腕障害

b.肩関節周囲炎

c.肘部管症候群

d.変形性頸椎症

e.頸椎後縦靱帯骨化症

正答の理由

長時間にわたって同じ姿勢でパソコン作業を行うと、頸部・肩・上肢に持続的な負荷がかかり、痛みやしびれを生じます。若年労働者におけるこのような作業との関連から、aの頸肩腕障害を選びます。

各選択肢の検討

a.頸肩腕障害:正しい。反復動作や同一姿勢による作業と関連し、頸肩部の痛み、上肢のしびれなどをきたします。

b.肩関節周囲炎:中年以降に多く、肩の痛みと関節可動域制限が中心です。若年者のパソコン作業による頸部痛・上肢しびれという組合せには合いません。

c.肘部管症候群:肘部での尺骨神経の圧迫による障害で、小指・環指尺側のしびれや手内筋の筋力低下が中心です。

d.変形性頸椎症:加齢に伴う頸椎の変性を背景とし、若年労働者の長時間作業との関係を問う本問の最適な解答ではありません。

e.頸椎後縦靱帯骨化症:骨化した靱帯による脊髄・神経根の圧迫が問題で、情報機器作業そのものから生じる障害ではありません。

覚えるポイント

職業・作業姿勢・反復動作の情報を症状と結び付けます。実際の診療では神経の圧迫など、特定できる病変の有無も評価します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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