第118回医師国家試験 F34(2024年)
正答:b・e
問題
低補体血症をきたしやすいのはどれか。2つ選べ。
a.胃癌
b.肝不全
c.Behçet病
d.非結核性抗酸菌症
e.全身性エリテマトーデス
正答の理由
補体成分の多くは肝臓で合成されるため、肝不全では合成低下による低補体血症を来します。SLEでは免疫複合体による補体活性化と消費で低下するため、bとeが適切です。
各選択肢の検討
a.胃癌:低補体血症を来しやすい代表的疾患ではありません。
b.肝不全:正しい。肝臓での補体蛋白の合成低下が関係します。
c.Behçet病:一般に低補体血症を特徴とする疾患ではありません。
d.非結核性抗酸菌症:低補体血症が代表的な検査所見ではありません。
e.全身性エリテマトーデス:正しい。活動性に伴う免疫複合体形成と補体消費が重要です。
覚えるポイント
低補体には消費、産生低下、先天的欠損など複数の機序があります。SLEでも常に低下するわけではなく、経時変化や他の所見と併せて評価します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。