ペースメーカ植込み自体は抗凝固療法を必須としない|第118回医師国家試験F22

第118回医師国家試験 F22(2024年)

正答:d

問題

抗凝固療法が必須でない人工臓器はどれか。

a.ECMO

b.人工心肺装置

c.人工弁(機械弁)

d.植込み型ペースメーカ

e.植込み型補助人工心臓

正答の理由

植込み型ペースメーカは心筋に電気刺激を与える装置であり、植込みだけを理由とした継続的抗凝固療法は必須ではない。機械弁、補助人工心臓、体外循環装置では血液が人工物・回路に接触することによる血栓を予防する抗凝固療法が基本となる。心房細動など別の適応があればペースメーカ患者にも抗凝固療法を行う。

各選択肢の検討

a:一般に回路内血栓を防ぐ抗凝固療法を行う。出血時などに一時的に中断する個別対応とは区別する。

b:体外循環回路内の凝固を防ぐため抗凝固療法を用いる。

c:原則として生涯にわたるワルファリンによる抗凝固療法が必要である。

d:正しい。ペースメーカ自体は抗凝固薬の継続を必須としない。

e:ポンプ内血栓や塞栓の予防のため抗凝固療法を行う。

覚えるポイント

「装置を植え込む」ことだけで一律に抗凝固薬が必要になるわけではない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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